GWイベントお疲れさまでした : Music school purevoice

2024年 05月 07日

GWイベントお疲れさまでした

東京葛飾の音楽専門スクール・purevoice のレッスンノートです。GWイベンントの最終日お疲れさまでした。この1週間はあっと言う間でした。ミックスに対する質問と検証・デジタル機器での音創りと管理・フレイズ創作と検証・デジタルドラムの体験・セッションの一発同録・冬作品の差替え re-Rec 、など様々なリクエストに対応しました。

どの作業枠も有意義で、皆さんの音楽に対する熱量を感じました。作業に気持ちが乗ると講師は出しゃばることがあります。今回はとある場面で出しゃばりました（笑）。

生徒さんの演奏本質を確かめるために、生徒さんと同じセッティングのまま演奏し、データ共有しました。理由は、生徒さんの意気込みを感じたことによるアンサーです。言葉での説明より、実際の音で示すことがダイレクトで、私自身も学生時代に先生から示された音のお陰で得れたことがありました。それはたった1回の出来事でしたが、後のスタジオ現場で生かされた経験です。

他にも印象的な取組みが多くありました。なかでも差替え re-Rec 作業は大きな手応えでした。ここ連日ブログでご紹介していますギター科・James氏と正木氏の録音、冬作品の差替え・ブラッシュアップは大成功しました。

元々あるプログラムパートを生楽器に差し替える作業はアレンジメントの妙味です。私の現場アレンジも多くがそのスタイルで、デモの仮打ち込みは最終的には生楽器へ差し替えています。

この件、エキサイティングな現場エピソードがあります。東京でアレンジをした作品を、ニューヨークとロサンゼルスに行き、一流セッションプレイヤー達に差替えた現場は最高でした。なかでもニューヨークでのアンソニージャクソン氏のプレイは圧巻、その全てを目の前で見た時から私はベースパートを手に入れました。そしてロサンゼルスでは憧れのジェリーヘイ氏（MジャクソンのスリラーやBADを始め数多くのグラミー賞を受賞したホーンセクション）との共同アレンジと氏のホーンセクシションの差替えは最高にエキサイティングな現場でした。そのプレイは斬新であり、誰も真似できない固有のものでした。彼らのプレイがオケに吹き込まれた瞬間、自分も別の世界へと連れていかれました。

私自身も差替え演奏の依頼を多く対応してきましたが、差替えることでの作品変化は明白です。この恩恵を知る人は常にこの作業に注力しています。パート差替えで重要なキーワードは、アレンジサイドが作品をどのように仕上げたいのか明確なコンセプトを持つことです。前述の私が出しゃばった行為も、生徒さんの目指す演奏スタイルが明確だったため、積極的なアドバイスができました。

James氏と正木氏両者のやり取りも明確で、とても充実した作業が行えました。どのような取組みも、活かすのは皆さん自身です。自分がどうしたいのか？作品には何が必要なのか？これらをハッキリと共有することが肝要です。