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Music school purevoice_instructor's NOTE

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2020年 01月 15日

pure-Rec MIX検証

今期スクールイベントでスタートした初めての試み、生徒さん自身によるMIXダウンは様々な反響をいただいています。DTM・DAWの妙味はMIXにあります。

先週そのMIX作品についていくつか試聴できました。この取り組みはあくまでも学びですので、仕上げに対しダイレクトにアドバイスをしました。

以下、アドバイス点を記しますので他の生徒さんも参考にして下さい。

1. 低域の処理が正しくされていない。
特にベースパートで、フレイズニュアンスが分からない状態になっています。ローはあるけれど、モワモワしている状態です。そうなるとリズムにスピード感が与えられないため、ドラムパートを上げてしまいます。気がつくとアウトレベルがオーバーレベルになります。

2. ウワモノ、とくにギターパートの収め方に注意。
DTM上ではEQが自由に組めます。この件で見落としている処理がありました。前段EQと後段EQで、2段掛けをしていましたが、前段で増幅している周波数を後段で下げていました。よってプラマイゼロ、かつEQプラグインを通すことで位相も崩れます。

これはDTMでよく陥る状態、プラグインを用いたことに安心してしまい、結果(音) を見落とします。

3.ボーカル質感について
歌ものは、歌の存在感が全てです。先日も記事にしましたが、コンプに頼るとメリハリのない仕上がりとなるリスクがあります。(ベースやドラムも)
ここは ADSR分析が全てです。

また残響質感についても同じく、リバーブの付け方で存在感が左右します。リバーブでいくのか、ディレイでいくのか、それら複合処理もいまは自由に組めるのでチャレンジして下さい。

歌処理のコツは、オケとの距離感を意識することです。ここもプラグインを利用したことで満足をしない姿勢が必要です。必ず結果(音)で判断して下さい。

そのためにも正しいモニタリング環境を見直すことが必要です。その点については今月のレッスンでアドバイスしていきます。


WE ENJOY THE MUSIC / purevoice
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purevoice 冬のスクールイベント「 pure-Rec 2019 」
MIX・検証:1/4日~ 

1月開催のワークショップ

◯ 作曲基礎講座・11日 sat. 15:00 (b
◯ スタジオワーク実習・12日 sun. 18:00 (b
◯ アレンジ講座・18日 sat. 17:45 (a
◯ TONE Study・24日 Fri. 21:00 (b
◯ アドリブ講座・25日 sat. 18:00 (a
◯ JAM Study・26日 sat. 18:00 (b
◯ DTM講座・個別対応

※ 会場(a/ purevoice柏. (b/ F-studio.


千葉県柏市の音楽教室・ピュアボイス




by purevoice | 2020-01-15 14:45 | ・大切な情報 | Comments(2)
Commented by purevoice at 2020-01-18 11:37
恒例、音源曲順を決めるためのbingo 開催中です。
まだMIXデータを回収していない生徒さんもいますが、曲順でその仕上げ視点が変わるかもしれません。
MIXデータ回収〆切は26日となりますので、しっかりと準備して下さい。
本日ワークショップは新たな講座内容でスタートします。どうぞお楽しみに!
Commented by purevoice at 2020-01-19 14:01
生徒さんとのMIX検証は大きな意味を持ちました。
ブログで確認した点は無事クリアできていました!
ここまでのバランスを保ち( バックアップして )、他パートの距離感、そして再度ベーシックバランスと詰めて下さい。
もし分からなくなったら、すぐにバックアップファイルに戻りましょう!
悩むより戻る、これが進むためのキーワードです。
残り1週間、楽しんで下さい、(^O^)/


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