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Music school purevoice_instructor's NOTE

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2018年 07月 04日

次に人材の質

前記事では、録音監視役たるエンジニアの役割と必要性についてお伝えしました。アーティストの財産であるべく音源のすべてを担う大切なセクションをどう確保するのか?


では、単にそのセクションが用意されていれば良いのか? 次に人材の質を問うことになる訳です。私がこれまでお仕事をさせていただいた録音現場で圧倒された現場はすべて海外のエンジニア氏たちでした。確かに、我が国の方たちも知識量豊富で勤勉です。しかし創作に対する意識や機材使いこなしのセンスは圧倒的に海外の方たちに学ぶものがありました。(もちろん国内に素晴らしい方は多くおられます)


私が自分のスタジオプレイを後から聞き、凄いなこれ、と感じたエンジニアのひとりが Tom Lord Alge氏でした。あるメジャーアーティストのアルバム録音へ参加し、その完成音源を聞き度肝を抜かれました。その時のアレンジはシンセを中心にした多数トラックでしたが、ギタープレイを繊細に生かすバランスが完成していました。歌モノpopsの場合、バッキングギターはほぼ後ろに置かれ、聴こえないことがよくあります。それもアンサンブル重視であれば妥当な処理ですが、当該音源での Tom氏のギターバランスは凄いのひと言でした。 


具体内容は、


1.私の演奏した時の気持ち(バランス)、を理解してくれた。


そう、そうしたい。そう聴こえさせたい、とバランスがドンズバでした。これはとても大事で、ドラムにもよく遭遇する事案です。ドラマーは気合いを入れ、ビッグフィールに演奏しているにも関わらず、コンプ均一のコンパクトなサウンドになっている音源をよく聞きます。これはエンジニアの意識がプレイではなく、単に音に向っている結果です。生でありながら、打込みかな? とも聴こえることもあります。まさにこのような状況で某著名ドラマー氏がお怒りになった場面に遭遇したことがありましたが、、。要は、いつまで音いじってんだ、さっさっと音楽やるぞ! ということでしょう。その視点からも Tom氏のアプローチは音楽視点満載、プレイヤー視点満載でした。


2.アレンジャーのアレンジを更にブラッシュアップする。


一流のエンジニア氏は当たり前の行為なのかもしれません。であるから一流なのでしょう。これは大きく分けて、2タイプだと思います。出音音質を優先し、余計なことをしなし方。逆にバリバリにエディットしてしまう方。どちらも結果に繋がればOKで、おそらくTom氏は相当いじっているが、結果いじっいていることを解らせない、という感じが伺えます(推測ですが)。もちろん、アンサンブルによる両者使い分け判断が肝であることは言うまでもありません。


ちなみに、私自身のギターについては、いじられたところは明確に解りました。良い音、ではなく、良い音楽に仕上げてくれた。ここがキーワードです。他にも素晴らしい点は多々ありましたが、ここではこのくらいにしておきます。


いずれにもグラミー賞にも関連するスペシャリストであり、その手腕は誰もが認める世界的エンジニア。当時私はその名前さえ知りませんでしたが音で即ノックアウトされました。最近調べましたら、Blink-182、Sum 41、ストーンズ、Jeff beck、Chaka Khan、アブリル、Black Grape、サンタナと、、手掛けるお仕事はあげたら切りがありません。日本人アーティストではワンオクさんも手掛けていました。


耳を鍛えることは本当に楽しいこと。私自身あらためて音源を聞きなおしたいと思います。

今月のDTM講座、関連事項で攻めますのでお楽しみに!




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purevoice ワークショップ 7月開催


スタジオワーク・日曜 8 17:00F-STUDIO
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by purevoice | 2018-07-04 23:02 | ・PRIVATE | Comments(1)
Commented by purevoice at 2018-07-08 07:32
エクササイズテストがスタートしました。
皆さんが限界にチャレンジしてくれています。
単にテンポ速さや難易度を追うのではなく、音楽とする視点を確認しています。
テストは今月中開催していますので、コンディションに合わせトライして下さい。

本日はF-STUDIOにてスタジオワーク実習です。
実際の現場におけるエンジニアとプレイヤーの関係性を確認しながら進めます。
TOM氏によるMIX音源もリスニングしましょう!


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