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Music school purevoice_instructor's NOTE

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2015年 06月 25日

本日、25才を迎えました

尊敬する作曲家、そして私の大好きなアーティストであった大内義昭氏が先月お亡くなりになりました。

氏と最初に出会ったのは、彼のソロアーティストとしての活動がスタートした頃、
当時私が組んでいたバンドが彼のバックサポートを行うことが切っ掛けでした。

1988年頃、オープンしたばかりの CLUB CITTA' のステージによく立ちましたが、
その時のステージ風景がつい先日のように甦ります。

活動中、氏のアルバム「Remember blues」のアレンジを手掛ける機会をいただきました。
この制作現場での出来事は、すべて語り尽くせないほど多くのエピソードがあります。

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まだ駆け出しの私に、アレンジと演奏のすべてを任せていただいたことはとても光栄でした。
思えば、大内氏とのお仕事現場で演奏やアレンジに煮詰まったことは一度もありませんでした。
それは、彼が私のことを私以上に理解し、常に自由に創造させてくれた手腕に尽きると思います。

このアルバム制作途中、私は大内氏に約束したことを思い出します。
「流行や売れ線の目線ではなく、5年後に聴いても色あせないアルバムを残したい」と。
氏はこの言葉に大きくうなずいてくれ、作品創作の原点をお互いに確認し合いました。

アルバム「Remember blues」が発売されたのが、1990年の6月25日。
本日、25才を迎えました。

大内さん、最高の現場を与えてくれて本当にありがとう。
いただいたアドバイスは生き続けています。また必ず、一緒にやりましょう。

心よりご冥福をお祈りいたします。


WE ENJOY THE MUSIC / purevoice
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by purevoice | 2015-06-25 13:05 | ・PRIVATE | Comments(2)
Commented by MASAKI at 2015-06-27 17:45 x
何回聴いたか数えられません。
あるタイミングで背中を押してくれた作品です。
25才、おめでとうございます(^ ^)
Commented by purevoice at 2015-06-29 07:56
正木、ご無沙汰。
アルバムの件、本当に深く聞いてくれましたね。ありがとう。
同時に嬉しかったことは、正木自身が音楽のコアを理解できる人なってくれたことです。

感想はそのひとの姿を表す、と思います。
正木コメントは大内さんもうなずいてると思う。
まだまだ紹介したい音源があります。
また談議しましょう。


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