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Music school purevoice_instructor's NOTE

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2015年 05月 27日

すべての時間がポジティブでした/JAM Study 5月回

JAM Study おつかれさまでした。
2015-5月回 では JAZZ Blues を取り上げました。今回注視した視点は、「刻みの在り方」です。
解説としてピックアップしたのは、ドラムの視点からシンバルレガートについて。

シンバルレガート奏法は、8ビートスタイルのH.H 刻みとは大きく異なる奏法です。
とくに JAZZ系4ビートにおいては必須で、刻みの軸がライドシンバルで行われます。
このシンバルレガート奏法はシンプルでありながらも有機的なスティックコントロールが決め手。
勢いやチカラだけでは成せないこのシンプルな刻み術に、あらためてドラムという楽器の懐の深さを知らされます。

ベースのプレイコントロールも同じく共通する視点です。
すべては手の(心の?)繊細なタッチが音楽の言語となります。

JAZZのビート感をマスターするためには、まずは身体で覚えること。
題材となる音源やライブをとことん体感することが肝要です。
なによりも生きたアンサンブル習得が要です。次回もこの視点を進めます。

生きたアンサンブルと言えば、Study 終了後の懇親会は特別な学び場となりました。
pure-LIVE ゲスト審査員として来てくれたプロベーシストのHARA氏が F-STUDIO へ遊びに来てくれました。

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氏が普段のツアーやスタジオレコで使うメインマシンの Ken Smith 5弦ベース。
このような遊び集まりへも、自分のベスト機材と共に臨む姿勢はプレイヤーとして尊敬します。

すべての時間がポジティブでした/JAM Study 5月回_f0009667_12304199.jpg


HARA氏の手から奏でられた音を聴いた瞬間、私は「これだ!」とニヤニヤしてしまいました。
グルーヴはもちろんですが、音価、ニュアンス、サウンドバランス、すべてがコントロールされていました。
この日、皆さんが目の前で観た(聴いた)あのプレイが、本物のプレイです。


氏はベース談義途中、生徒のマシン(Mike Lull)に興味を持ってくれました。

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さっと手にして弾いてくれたとき、そのサウンドも完全にコントロールされた音となっていました。
ここにいつも伝えている「手のコントロール」の証拠がありました。
EQやエフェクターでの音作り、の前に、「素の手」を極めることの正しさです。

よい写真が残っていたので紹介しましょう。(下の写真が、 Mike Lullオーナーの生徒フォーム。

すべての時間がポジティブでした/JAM Study 5月回_f0009667_12572767.jpg

彼は高校の頃からレッスンを始め、現在社会人となりましたが、
ここまで積み重ねてきたことによる奏法の理解度には深いものがあります。

出音の深さ、音密度に関連するポジション取りなど意識できるようになっています。
この先はグルーヴを如何に確立するか? が習得ポイントとなります。
解決秘訣はまさに "あれ" ですネ(笑。

懇親会にはHARA氏のローディーさんも参加してくれるなど、皆さんとのジャムで盛り上がりました。
お馴染みのジャムナンバー The Chicken をやりましたが、
ローディーさんも普段からしっかりと練習しているプレイがとても好印象でした。

上手になるためには、上手なひとたちとコラボする。この日はすべての時間がポジティブでした。
真剣な者同士のコラボは時の経過を忘れます、、、皆さん終電は大丈夫だったかな?

F-STUDIO では今後もこのような機会を積極的に作っていきたいと思います。
HARAくん、お疲れさま&どうもありがとう!




WE ENJOY THE MUSIC / purevoice
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6月開催の講座(月前半)

◯「 作曲講座 」
日時:6月7日(Sun.) 基礎クラス/16:00 一般クラス/18:00 会場:purevoice 柏

◯「 DTM講座 」
日時:6月13日(Sat.) 14:00 会場:purevoice 柏

◯「 上級理論 」
日時:6月13日(Sat.) 16:00 会場:purevoice 柏

◯「 Studio Works 」
日時:6月14日(Sun.) 16:00 会場:F-STUDIO

by purevoice | 2015-05-27 13:25 | ・WORK SHOP | Comments(11)
Commented by 聖哉 at 2015-05-27 17:58 x
JAM STUDYお疲れ様でした。
自分は途中まで参加という形でしたが、とても良い経験ができました。
原さんの演奏をあれほど近くから見させて頂けたこと、聴かせて頂けたことはとても大きな収穫となりました。
自分としても、少しづつではありますが、セッションというものを心から楽しめるようになってきたように感じます。
今が技術向上の勝負の時期になると思うので、自分に甘んじる事なく努力していきたいと思います。
Commented by purevoice at 2015-05-27 22:03
聖哉、コメントありがとう。
聖哉が理解しているように、上達の勢いある時期はあります。それがいつも伝えている学びタイミングですね。
吸収タイミングを、自分自身の成長と上手く噛み合わせることができれば、驚くほど伸びます。

とあるエピソードを伝えましょう。
過去に私が主催していたRecイベントやJAMへ、頑張って参加してくれていたプレイヤー(当時、高校生)がいました。
埼玉県から遥々柏まで足を運ぶなど、上達に向け本当に真剣だっとことを思い出します。
その彼ら、今年の秋に武道館でのワンマンライブが決まりました。
彼らは音楽一筋、ライブで全国を駆け回り、曲を発表し、仲間と強く結束してました。
いま思えば、がむしゃらに、一日一日を音楽に投じていたと思います。

聖哉もできる環境があるからこそ、がむしゃらに進んで欲しいです。
吸収できるいまこそが、タイミングです。
Commented by purevoice at 2015-05-28 10:10
6月から新しい講座がスタートします。
これまで沢山の生徒たちが初歩から学びました「作曲理論/ゼロクラス」です。
6回(半年間)のシリーズ開催で年末の音源制作イベントへと向います。

開催日程は、第3土曜日の午後帯です。
音楽理論と作曲法を同時にマスターできる当講座、参加者受付中です。


Commented by マサヤ at 2015-05-30 00:16 x
ジャムセッション お疲れさまでした。

今回のジャムでは、様々な角度からの刺激を得られたと思います。
自分の踏み入れてこなかったジャンルの音楽に 一歩踏み出そうと思える大きなキッカケになったため、新たな自分を作り出せるチャンスに繋げられたらと思っています。

また、ベーシスト原さんと音を出せたことや 貴重なアドバイス、体験談などをいただけたのもとても光栄です。

しばらくまたお休みということになってしまいますが、この1年 ラル君に負けないような意識を持ちつつ臨みたいです…!
Commented by Lullオーナー at 2015-05-30 13:59 x
先日は非常に刺激的で学びの多い日でした。
たたでさえ間近で本物のプレイが見れるだけでも素晴らしいですが、自分の楽器を弾いていただけたのはかなり学びでした。
中々な暴れ馬?のルルですが、やはり上手い騎手が乗りこなすと全然また違いますね。
他人のベースにも関わらず、音の粒揃い、音価のコントロールが特に段違いでした。

そんな原さんでも、録音を聴いては自己嫌悪に浸るような日々の繰り返しだったようで、改めて上達に近道もなければある種の痛みも伴うのは必然だと感じました。
最近、やるべきことが少しクリアに実感を伴って見えてきたので、若手諸君に負けじと伸びて参ります。
いずれにせよ大変貴重な機会を設けていただき、原さん駒さん、本当にありがとうございました。
シリーズ化お願いします(笑)
Commented by purevoice at 2015-05-30 15:51
雅弥、JAMおつかれ。
知らないジャンル、グルーヴ、どんどん吸収していきましょうネ。
それができるのも、いまのタイミングです。
これから先も雅弥には最高のタイミングが沢山待っていますよ。

暫くは学業を優先し、越えたらまたどっぷりと、、、ネ(笑。
知らないの、まだまだ紹介します〜
Commented by purevoice at 2015-05-30 15:54
タイミングとは恐ろしいもので、いまさっき車で信号待ちしていたら、、、
お隣にはイエローの車、運転してた人が知り合いのDrummer でした(黒人ハーフさん。
そのまま一緒に F-STUDIO へGo!
彼も大喜びで、F-STUDIOのGretsch をガチで叩いてくれました。
OK、シリーズ化、確定!(笑。

とても貴重なタイミングでした。やはり偶然は、必然なのですね。
どんどんやりましょう!
Commented by purevoice at 2015-05-30 16:09
Lull オーナー、おつかれやま。
ということで、貴方もまだまだ若手です。
大丈夫、原氏のごとく、四谷〜新宿ラインを走ることから!&サウナ?(笑。

次回 JAM Study も刺激になる方々の参加が決定しています。
最近、上級プレイヤーが自然と集まりだしたことを嬉しく思います。
これもタイミングですネ。
Commented by purevoice at 2015-05-31 21:51
タイミング、また来ました!
本日ビンテージテイストのベースと出会いまして、即時家へ連れて帰りました。

かつての FENDERカスタムや Candy apple
との出会いもそうでしたが、
お目当てではないマシンが現れ優しく話しかけてきます。
来るものは、なんとか? です、、、
今回は、大好きなメイプルネックに、ボディはダコタREDです〜
Commented by purevoice at 2015-05-31 21:55
Lull オーナーさんへ、
アンプ直対決、挑む!(笑。
Commented by 由宇 at 2015-06-02 01:06 x
あの日は何か強烈な火が灯った、再点火されたような1日でした。気づいたその日が記念日というのはその通りですね。
コメントディレイしてますが、ダコタきましたね。(これは次のコメにて)


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