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Music school purevoice_instructor's NOTE

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2006年 04月 12日

「語る夢」と「向き合う夢」

テストという場で試されるのは技術力は当然ではあるものの、それ以上に精神力なのかもしれません。夢を持つことは誰にでもできます。またその夢を人に伝えることも容易いでしょう。夢を持てることは素晴らしいこと、ですが問題は夢と現実のギャップです。



自分の夢を人に話す人は、その夢を達成してからのことをよく話します。ことさら音楽などという世界で成功した先人たちの後を追うかのごとく、、、。逆に、夢を達成するために必要なことを真に理解している人は安易にその話はしません。夢を語るまえに、自己の抱えている課題を克服するために、ただ黙々と現実に向き合っています。そして自分の責任で出した結果(音)を嘘偽わりなく残しています。夢というものの価値をどこに定めるのか?語ることにあるのか、いまの現実に向き合うことなのか、その違いは人生の本質にも繋がるものなのでしょう。

過去のテスト例として、伝えたい事例があります。これは決して批判ではないことを理解した上で閲覧願います。

テスト告知は1ヶ月以上前から行います。当然、レッスン生たちはテスト受講するための調整に入ります。ある生徒がテスト間際になって、テスト日のスケジュールの都合がつかないと言ってきました。理由を聞くと、バンドの練習があると、、、。それは困りました。バンド活動は大切ですが、1ヶ月以上前から告知したうえでレッスンに参加しているのであるからなんとか調整はして欲しかったのですが、、、。とにかく今回はパスしたいと。本人とのやりとりのなかで、少し矛盾があることに気づきました。それは、自分はスタジオミュージシャンにはなろうとは思っていない、バンドマンとして生きていきたい、だから、テストよりもバンド練習を優先しますと、、、。ピュアボイスは決してスタジオミュージシャン養成所ではないのいですが(笑)。この点は理解しがたいものでしたが、本人の意思を尊重して私はテストを休むことを認めました。テスト週は終わり、翌週その生徒がレッスンにやって来ました。わたしはここで彼に提案しました。「いまテストをやろう!」と。「1ヶ月前以上から告知していたのであるから調整はできているよね」と。私の提案に対する彼の表情で、結果はすぐにわかりました。これ以上の言及は避けますが、彼が常に語っていた夢は「世界で認められること」でした。この一連のやりとりのなか、私自身とても悲しい気持ちになったことを覚えています。前述しましたが、夢というものの価値をどこに定めるのか? 語ることにあるのか、現実に向き合うことなのか、バンドマンを目指そうが、スタジオプレイヤーを目指そうが、演奏家/アーティストとして練習に取り組む姿勢、真剣さ、要求度がまったく感じられなかったことは残念でした。出来ないのなら、出来ないことを堂々と表現すればいい。逃げることこそ本質から逸脱してしまうこと。その生徒は直後に退会しましたが、もしテスト受講してくれる意思があるのならば、今すぐにでも私は向き合いたいとは思います。そして出来ないことを克服するために力を投じたいと思います。しかし現実は先に進むことのない結果となってしまったのです。

今回のテストでランクEに格下げした、江頭遼/ギター&ヴォーカルクラス。その理由は本人が最も良くわかっているはずです。テストではカウントすらできなかった。しかし、幾度も幾度もトライしました。終わり時間のころ、やっと落ち着いてきました。出来なくとも出来なくとも真剣にくり返す姿は追求以外の何ものでもありませんでした。くり返しになりますが、テストという場で試されるのは技術力は当然ではあるものの、それ以上に精神力なのかもしれません。その精神力こそ、自分の夢に対する本気度の表われのような気がします。すべては現実に向き合うことから始まります。その意味では、江頭の向き合い精神はランクAなのかもしれません。次回のテストは残暑の頃に予定しています。

by purevoice | 2006-04-12 02:03 | ・PICKUP STUDENTS | Comments(10)
Commented by 江頭 遼 at 2006-04-12 22:49 x
これはキツイっすね笑
とりあえず、俺は最近アコースティック、ロック問わず色々なアーティストのライブに行ってきました。
全く知らんようなバンドのライブにも一人で足を運んだりしました。
その中で気付いたというか再認識できたのは、盛り上げようとするパフォーマンスをしなくても本当に技術、パワーのあるバンドのライブでは自然と客がついてくるという事でした。
その前のバンドまではみんな壁に張り付いて、つまらなそうな顔をしてる客(多分多くは暇つぶしで来たんでしょう・・・)、そのバンドがセッティングしている最中もつまらなそうに・・・
しかし、そのバンドが曲を始めた瞬間にその客たちはパッと顔を上げ、数人で来ている客はお互い顔を見合わせ「待ってました!」という顔をしてステージに向かって詰めて行きました。
Commented by 江頭 遼 at 2006-04-12 22:50 x
長すぎて書ききれないとかコメントが出たので分けます笑

そして今回のテスト結果と関連して思った事は「自分のやってる音楽性とは違ってもいい!とにかく、なんでもいいから吸収しろ」でした。
今、集中的に取り組んでいるのは裏リズムとシャッフルパターンの強化です。
最近、これしきの事出来んようで、プロになりたいとは笑わせるって心の声がここ一月あたり頭ん中で一日一回は鳴り響きます笑
決してテクニック至上主義という訳ではないんですが、底が見えるようなプレーだけはしたくない・・・そう本気で考えるようになりました。
自分の好きなバンドの中には初期パンク的な精神を貫いていて技術なんて二の次、気持ちを爆発させろなバンドもあります。
そういうロックとして大事な部分を忘れずに、自分のプレーを追及していきたいと思います。
Commented by purevoice at 2006-04-13 04:43
エガ>
エガのど根性とロックンロール精神はみなが認めるところさ。
昨年5周年記念のライブレコーディングでも評価はもらったね。
思い出すのは、タンブリングダイスで入ったレコーディング実習。
エガ自身、何テイクやり直ししたかな?、、、、。
もし、それが公開放送のナマ番組だったならば、どうする?
技術があって損をすることはない、最低限なことはできなければ通用しない。
幅広く知って悪いことはない、学ぶことこそ力になる。
決めなければならないときにしっかり決める、その決めに役割が与えられる。
エガ、君ならできるさ。
p.s.ちゃんと塾いけよ!
Commented by 魚住 at 2006-04-17 00:50 x
ご無沙汰してます。魚住です。
最近、エガの影響か、自分もジャンルを超えてライブをみるようになりました。いい刺激をくれる音楽仲間がいて、よかったっす。。

そして、先日エガと対バンしました。
彼は弾き語りの後、ドラムソロを披露したのですが、自分自身を含め会場全体が「おぉっ!」という空気に・・・
魂のドラムでした。

エガがロック魂なら自分にはアコギ愛があります。

と、言ってもエガに離されている現実・・・

それを見て直、しっかりせねばと思いました。



それと、ドックブレスは一日どれくらいまでやっても大丈夫でしょうか?
あと自分に自信がついたら是非、先生に自分の音を聴いてほしいのですが・・・

ps,正直今の自分に自信(実力でなく今までの姿勢)が無いので、自分自身で「もう、俺は音楽と向き合っている!」と言い切れるようになってからの復帰をしたいのですが、受け入れていただけるのでしょうか?
あまり期間をあけると、やはり門前払いになったりしますか?
どうしても、金銭問題は別にして、今までから「変わった!!」と自分で思えるまでは戻れないので・・・
Commented by James at 2006-04-17 02:00 x
笹路さんのお弟子である駒形先生の弟子...
ということは我々ピュアボイスの生徒は
笹路さんの孫弟子ということですね。
二人の師匠のエキスを吸収しているとは
何て濃厚な味わいなんでしょう!
毎回の限られた時間内でのレッスンを
良く噛み締めていかなければ
と改めて思う今日この頃です。


Commented by purevoice at 2006-04-18 02:22
魚住>
音楽に向き合う姿勢は大切だね。
今の時期だからこそ吸収できることは多くある。
学べるときがはなさ。もちろんいつでも受入れるよ。
ただし、これだけ間が開いてしまってはまた1から始めねばならないかな、、、?。
きっと悪い癖がついているような気がする、、、。

魚住もよく知っているギターの松浦は気がついたら6年間レッスンに向き合っている。
先週のレッスンでも2人で語ったが、ここまで続けた者にだけ見える世界はある。
ひとつの山の上に登れた者にだけ見える世界がある。
それは次の高い山だ。登れば登るほど、次の山に登りたくなる。
面白いね。
魚住も自分の山に登りたくなったらいつでもおいで!
自信をつけた魚住に会える日を楽しみにしているよ!!
Commented by purevoice at 2006-04-18 02:27
James>
Jamesは社会人という立場で本当に音楽に対する時間を有効に活かしているね。
いつも例として挙げるのだが、忙しいと言っている人ほど暇なもんだよ。
この前もある生徒が、「今週はバタバタしていたので、宿題がやれませんでした、、、」と。
なにがバタバタしていたのか、、?? バタバタ見てみたいな(笑 
宿題を「やれなかった」のではなく、「やらなかった」だけだと思うのだが。
逆に、堂々と、やりませんでした! と表現してほしい、、、。

これ当時の笹路氏だったら、
「やってないの?じゃあすすまねえな」
「今日はレッスンにならねえから、おつかれ!」
といって、即帰ってしまったよ。当然だと思う。
みんなが進むために時間を共有しているのに
同調できないのなら、そこにいる意味はない。
時間は戻れないんだよね。もったいない。
常に使っている。だからこそ、有効に使いたいものです。
Commented by 魚住 at 2006-04-18 23:15 x
ありがとうございます。
多分、クセはついている気がします・・・
アルペジオなんかが特に・・・

ぜひ、復帰の際には一からお願いします。
Commented by te at 2006-06-22 13:45 x
一方的な見方としか思えない
決め付けではなく、柔軟性を持つべきである
Commented by purevoice at 2006-06-22 16:01
te?さん>
待ってました!その意見!!
これ、te?じゃなくて堂々とフルネームで来たら、座ぶとん2枚あげたのに、、、(笑

また意見して下さいね。ありがとう!


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