2011年 02月 07日
昨年9月からシリーズ開催してきました楽典基礎&聴音セミナー、ラスト回 Vol.6 本日無事に終えました。参加者のみなさん半年間おつかれさまでした。この基礎楽典&聴音シリーズでは、音楽理論の基礎を様々な視点から掘り下げてきました。今回は基礎総集編ということで、これまで学んできた基礎理論が、実際のアレンジメントでどのように実践されるのか? また実際の制作現場で、私自身どのように活用してきたかを具体的に紹介しました。自分の若き20代の頃のアレンジメントお仕事音源、自分でも久々に聴きましたがとても懐かしいサウンドでした。アルバム全編に渡り、各所にて使ってましたね、コード理論、スケール理論、テンション、分数コードなど、、、使った、というよりも、「理論楽典さま」にアレンジを助けていただたと言う方が正しいのでしょう。当時、様々自由にトライしていましたが、約20年前の仕事内容でも詳細をしっかりと記憶していました。それは、音構築作業がしっかりとした基礎理論に沿っていたからでしょう。そして、なによりもアーティストとの信頼関係、お互い理解し合える音楽的方向性(自己マンではなく)、そして先のある活動がすべてを自由にしてくれたのです。 生徒にもよく指摘することですが、私が求める自由とは、根拠やシバリのないなかでの無法自由ではなく、基礎や制約を継承したなかでの自由。即ち、自分を自由にコントロールできるのだからこそ、規制など怖くないし、NG枠線にハミだすことも無いのです。前述、私は仕事で「理論楽典さま」に助けられた、と記しましたが、それは理論というものを絶対的に肯定しているのではありません。現場でも、あえて理論に反して、楽しいサウンド?を追求していますネ(笑。けれどももし「理論通り」というリクエストがきたのならば、まずはその意見真意を理解し、そして心から「理論通り」やります。すなわち、音楽表現で最も大切なことは、理論や形式にこだわることではなく、「自分自身を見失わないこと」なのです。それが私の言う「自由なコントロール」なのです。 多くのバンドマンたちは、理想や憧れを語り、自分の人生と音楽を掛け合わせています。素晴らしいことです。しかし音楽とは、現実をみることなく(基礎をほったらかして)自由に活動できるが故に、危険なのです。ライブやストリートは刺激的であり、自分を満足させます。しかし、はたして他人を満足させられているのか? ココが肝要なのです。大切な人生(とくに大切な時期)を自分にとって本当に意味のあるモノにするためにこそ、決して自己満足では終わらないことを祈ります。 諸々かかります、時間。理解できるまで。それはレッスン生たちがよく知っていること。先ほども講義のなかで話題出ましたが、とある生徒が3年前に伝えたことが、最近やっと解るようになったと。時間はかかりましたが、それが嬉しいこと。それは、これまで勇気と忍耐を持って費やしたレッスンで、あなたが得れた財産です。そして、これまで知らなかったことがやっと解ったのであれば、このさきはもっと積み重ねられることでしょう。即ち、あなたは強固な土台を建てられたのです! それが基礎です。知識や技術は、これからもっともっと重くなりますが(喜んで重みがかけられる)、いま以上に耐えられることでしょう。そして、いま以上のスピードで積み重ねられることでしょう。この経緯が、真の自由を得ている過程なのです! 楽典基礎&聴音セミナー、半年間おつかれさまでした。 講義終了後、セミナー参加者たちとの雑談にて、全員が間違いなく音楽の聞き方や捉え方が、 驚くほどグレードアップしていることが分かりました。 即ち、このセミナー企画「音楽表現の核を学ぶ、実践新講義」が成功したと確信しました。 即ち、ここからがスタートです。 p.s. 当基礎講義を終えた受講生たちに対し、基礎過程修了認定証を発行いたします。 そのまえに、、、軽る〜いテスト実施が決定しています。(いま決めた、、笑) これも自己マンで終わらないためネー! WE ENJOY THE MUSIC / purevoice _______________________________________________
by purevoice
| 2011-02-07 00:47
| ・WORK SHOP
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Comments(5)
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purevoice at 2011-02-08 01:56
偉大なるギタリストがまた1人、天国へ旅立ちました。
これほどまで歪み深く、そして泣きうねるビブラートを、 決して軸ブレることなくコントロールする姿は憧れでした。 泣きつつも、ピークでのマシンガンピッキングは圧巻、 ゲーリームーア氏の音は永遠です。 しかも至上の演奏力がありながらも、改めて BLUES にチャレンジした精神こそ脱帽です。 基礎に始まり、そしてまた基礎に帰る。 いま天国に向かいリスタートする姿に、氏の根拠を見ます。 ウィッシングウェル、久々爆音にて聴かせていただきます。
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中村です
at 2011-02-08 09:29
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コメントは久しぶりです。皆さんお元気でしたか?
先日の元レインボーのロニー・ジェームス・ディオについで炎のギタリスト、ゲーリー・ムーアの訃報。 ミュージシャンって人種はあんまり長生きじゃないんだよね。特に海外は。 これはと思うミュージシャンは早めに見ておくことがおすすめです。死んじゃったら2度と見れないからさ。 幸い私はゲーリームーアは見れてるけど見逃してるのはマイルス、ジャコバス、ボブマーリー、ニルバーナなど結構いるからさ。 後悔しないためにも偉人から吸収できるものは吸収してね。
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ワタリ
at 2011-02-08 19:43
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ゲイリームーア、日頃からリスペクトしていたギタリストです。マシンガンピッキングや高速トリルなどの速弾き系のプレイも繊細なコントロールを要する泣きメロも自分の目標でしたね。
彼が亡くなったことは残念ではありますがたくさんの名曲を残してくれているので改めてまた聴き込みたいと思います。 ありがとうゲイリー、安らかに・・・。
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purevoice at 2011-02-08 22:21
中村さん>
ごぶさたです、コメントありがとう。 お互い、ゲーリー氏には多くを学ばさせていただきました。 そろそろ見ておくべき方、多くいますね。 ここ3年? いや今年? 行ける時に足運んでおいた方が良さそうですね。 TOTO、EAGLES、来ますね。
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purevoice at 2011-02-08 22:22
わたり>
今回の訃報、レッスン生のなかではワタリが最も泣きだね。 ゲーリー氏、偲びましょう。 p.s. pure-Rec 審査ではすでに採点を終えている人がいます。 今年は、決断早いみたいよ。音源へのコメントは? 私はまだ控えます。 ひとつ、音楽とは単にテクニックだけでは及ばない。けれども、それが無ければ及ばない。 そのことはゲーリー氏が正しく教えてくれました。 |
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