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Music school purevoice_instructor's NOTE

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2010年 01月 12日

pure-Rec のミックス理念

先週のミックス作業にてレッスン生たちの素晴らしい pure 姿が完成しました。数名のみ今週作業にて、全員分の2009年度 pure-Rec 音源が完成します。新年にミックス作業を行ったのは初めてですが、とても気分が良いものです。と言いますのも、1年のラストを締めるべく pure-Rec /CD制作実習は、新しい年に向けた始まりであると捉えています。その意を込めて1人ひとりのミックス作業に着手できたことを大変嬉しく思います。

さて今回の Instructor's Note は『ミックスダウン』という作業について一言。pure-Rec 音源ミックスで最も大切にしている視点、それはひとり1人の姿を「忠実に再現すること」です。昨年、録音作業を終えた生徒が私に言いました。「歌のピッチがずれているけど、先生がミックスしてくれるのだから、結局は格好良くなるから安心ですよ」と。これは全くもって大間違えです。何故ならば、素材にないものは創れない(創らない)し、ずれた音程やリズムを修復する理由もありません。もし、これがお仕事作品(明日の朝10時までに仕上げなければならないCM用の歌のヴォーカルエディットや差し替え)であれば仕方ないお話ですが、生徒作品に修正を施す理由はありません。逆に、個々の至らないポイントをそのまま露呈させて、いずれやってくる本番で本当の失敗をさせないのが当 RECORDING の主旨であり、purevoice の目的なのです。いまの現状を「忠実に再現すること」これが、なにより大切な作業なのです。

pure-Rec のミックス理念_f0009667_018516.jpg

今回サポートヴォーカリストとして pure なヴォイスを残してくれた高校生/和田悠治くん。
元気あるメッセージソングを1発で歌い上げてくれました。

話を戻しますが、またこれとは逆に素晴らしい作品を残した生徒は言います。今回上手く出来上がったのは「先生のミックスのお陰ですよ」と。これもまた、間違えで、私のミックスは貴方の素晴らしい素材を "そのまま仕上げた" だけ、なのです。素晴らしいのは貴方なのです。要は、このカタチの集大成が世の中に出ている商品であり、素晴らしいアーティストの実演、作品、パフォーマンス、がしっかり存在し、その素材をエンジニアが正しくまとめた作品群が正しい商品として流通しているのです。これら、エンジニアサイドに渡されるアーティストたちのマスター音源に、非があるサウンド素材は含まれていないのは事実なのです。

一言といいながらこの話に関連すると200ページくらい続きそうなので、話題このへんで(笑。

最後に一言よいですか!? 歌やプレイを修正したり差し替えるのがミックスではありませんよ!
そして、エンジニアにそれを求めることも NO! すべては、貴方自身が実演すべきなのです。
姿を忠実に再現すること、これが pure-Rec のミックス理念です。


WE ENJOY THE MUSIC / purevoice

by purevoice | 2010-01-12 00:30 | ・RECORDING 実習 | Comments(3)
Commented by 樫村 at 2010-01-12 13:59 x
Mix Downお疲れ様でした。初めて聴いたときは額に汗が・・・。ぞくぞくしました。
僕にとって今回のRecでは、プレイ時の「集中力の欠如」と、プレイに対して「弾き切る」意識を持つべきということ、プレイ面では、「リズムの向上」と「音の粒を揃えるべき」ということを実感いたしました。
それらのことは動かぬ証拠としてしっかり音源にも残されています。自分が成長するためには自分の欠点を知るのはとても大切なことだと感じています。
Mixが料理だとすれば、演ずることは素材を提供する側でしょうか。今回料理人の見せ方でも仕上がりが大きく左右されてしまうということも実感いたしました。しかし演ずる側として料理人の腕にまかせるのではなく、どんな料理人に対しても最高の素材を提供できるように努めたいと思えるようになれましたし、そのことがこれから練習していく意味につながるのではないかと思います。
本当に今回はよい経験がたくさんできたと思います。
早くCDを聴いてみたいのと、知り合いにも聴いてもらいたいと思います。
Commented by purevoice at 2010-01-13 04:20
樫村>
作品完成おめでとう。
樫村作品とのやり取りは、新鮮サプライズが多々ありました。
審査があるため詳細はまだ語れませんが、失敗することは、成功に向かっている証拠。
即ちこれまでの作業経緯は正しい流れです。
この作品に注いだ樫村の精神力は、確かに音に残されましたね。
今年のブラインド審査を楽しみにしています。
Commented by purevoice at 2010-01-13 17:34
まちゃ>
解ったよ、ポテトさまの逆襲の意味が。。。
貴方、某パート録音時にレベルコントロールができず、
それを私に、あとのミックスの時にレベル合わせておいて下さい、、、
などと申していましたが、それだ!
ポテチンさま、その他力本願発言に?
お怒りになったのです。。。(笑。


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